札幌で妊活の鍼なら
マザー・リーフ鍼灸センター
〒065-0016 北海道札幌市東区北16条東17丁目3-15 ボナンザプレイスⅡ 102
(札幌地下鉄東豊線環状通東駅 徒歩7分)
当院でのさかごの施術例です。難しいと思われた例を取り上げています。
以前はさかごの鍼灸だけでしたが 今はベルトを含め 骨盤ケアも取り入れています。
プライバシーの問題もあり五年以上前の症例です。
さかごの鍼灸をしても 頭位に戻らないケースもあります。その原因もはっきりしている症例も載せています。
20210216
#初産婦 #さかご #30W+3D #自己灸 #体幹のゆがみ #熱のアンバランス #腹緊
29週にさかごが発覚した。夫が遠隔地に住む友人の鍼灸師からお灸の仕方を教わっていたため、ネット動画を参照したり 友人と直接連絡をとり施術していたが なかなか治らないため ツボの位置なども見てもらいたいと夫と共に来院する。
症状:顔がほてるがふくらはぎや足首は冷えている自覚がある。座ると座骨付近の痛みがある。おなかの張りがあり 張り止めを飲んでいる。そのため動悸もあり
方針:体的には左右骨格のアンバランス(図参照)と熱が上にこもり下に回らず冷えているのが見られた。これらを修正して 胎児が回りやすくなるようにする。おなかの張りも緩和させる
経過:一診 30W+3D 左に座骨痛があるのは体重のかけ方に偏りがあるためと判断しました。おなかの形も 左寄りになっていたので 姿勢や運動の仕方をお話しました。また股関節の動きが悪いのも荷重偏位の原因となるので施術しました。またツボの位置を確認して 家でのお灸を続けてもらいました。
二診 30W+5D 前回と同様の施術 および 本日は動悸を強く感じるとのことでした。それは張り止めの薬の副作用と考えられました。 同時に顔のほてりも強く感じており、逆に仙骨部(お尻の真ん中)が冷えていたので緩和するように施術しました。
三診 31W+5D 前日の健診でさかごが治っていたので 安産のための体操などをお話しました。
まとめ:お灸にしていたにも関わらず なかなかさかごが治らなかったのは
1ご本人の体のゆがみ
2おなかが張りやすい
3 熱のアンバランスは 定番のツボだけでは改善できなかった ことが考えられます。
これらの原因を修正することと、早めの週数で来ていただけたことで二回の施術で頭位になりました。
20210203
切迫早産の治療はなし#経産婦 #さかご #36週+1日 #母体大き目
前日の妊婦健診(36週+0日)でさかごと言われたとの電話連絡あり。一人目の時も31週でさかごで当院で治った既往あり。
母体は身長160cm以上 体重増加は7kg以内 切迫早産の治療はなし 羊水や胎盤の位置には問題なし 胎児の方は推定体重2300g 複臀位(膝を曲げている状態) さい帯巻絡なし 胎動は盛ん。
症状 下肢のむくみ 静脈瘤 妊娠性の湿疹
治療 腹部を見せていただくとまだお腹に余裕があり、子供も良く動いていました。とこちゃんベルトを妊娠中時々使っていてくださり骨盤や腹部のゆがみは少ない状態でした。羊水もまだあり 腹部に冷えはなく 腰痛などの症状はありませんでしたが 足のむくみはひどく左右差がありました。
本来なら自分でお灸もしてもらうところですが むくみの左右差と静脈瘤 妊娠性の湿疹が足先近くまであり皮膚が丈夫ではない恐れがあり やけどのリスクを避けるためにこちらに頻回に通ってもらうこととしました。
むくみに対しては整体を併用し お灸は直接皮膚に付けず あぶるようにして行いました。うつ伏せでリラックスできる様でしたので クッションを使い 時間が許す限り休んでもらっていました。
鍼は膝周りにあるツボを中心に行いました。
計3回治療し 37週+0日で頭位
まとめ 当院では原則 36週超えての初診のさかごはお断りしています。今回のケースは
・前回の妊娠時 当院で鍼灸と骨盤ケアを受けたことがある。
.・さかごになって間もない。
・妊娠経過は順調で 切迫早産の症状がなく 骨盤ケアも行っていた。
・胎児の姿勢 羊水の量 へその緒などに問題はないといわれている。
・胎児もまだ小さめ 母体が大きめであった。
などの 数々の条件が良かったことが幸いしました。
しかしそれでも36週過ぎて開始したさかご矯正率は統計でも16%と低く(出典 イラストと写真で学ぶさかごの鍼灸治療 形井秀一 編著 医歯薬出版株式会社)
当院でも早めの週数でさかごの施術に来ていただいても 36週を超えて治らない場合は頭位に戻ることは難しいと考えています。
この症例を紹介したのは 36週超えて施術します、治りますと宣伝するためではありません。もしかしたら何もしなくても治ったのかもしれません。
母児共条件がよければ治る可能性は0ではないことをこの例で証明できたことです。
妊娠中期からさかごであった。自然に治るだろうと医師に言われていたので様子みていた。来院時はすでに胎児の推定体重は2400g近くになっており、自身の身長153cm 体重80kg近くまであった。
治療:計3回治療したが お灸でも胎児の動きが悪かった。
骨盤ケアやさらしでの骨盤支持 体操 生活についての指導など できるだけ実践してもらった。
しかし36週の妊婦検診で胎児の姿勢が片足が伸びたままのさかごであるうえ、推定体重も2600g近くになっていたため37週での帝王切開が決定した。
3回治療し 37週と2日で帝王切開
まとめ:来院時にすでに胎児も大きめな上に 骨盤内に子供のお尻がはまっていて ご本人に頻尿や便秘が見られる状態でした。
さらに ご本人の上背がないので回るための腹部のスペースが少ないこと、子供が大きめなのはご自身の体重増加に伴うものもありますが、潜在的な糖尿の可能性もあり、もしそうなら子供にもリスクが生じるので帝王切開の可能性が高いことを最初にお伝えしました。
ご本人様もできるだけのことはしたいとの強い意志と、この週数でも治った症例はあるので希望をもって施術させていただいた。
通っている間に、本人の帝王切開に対する不安(麻酔 術後の過ごし方 痛みなど)や疑問などへの説明も加えていきました。
さかごは治らなかったのですが 「手術日が決まっても落ち着いて受け止められました」との本人の言葉をいただけたことが印象的だった症例。(2014年例)
経産 #来院33週+0日 #当日に頭位
2週間前に逆子と診断された。当院を12時来院し、これから午後2時~の妊婦健診に行く予定。
症状:特に症状は無し
施術:舌の状況と脈から判断してストレスを抑える足のツボも使用しました。施術中の雑談から、最近はペットの犬の病状が悪化してきており、また上の子の赤ちゃん返りも重なり、気持ちに余裕がなくなっているとの言葉が聞かれました。来院時の触診では頭が胃の辺りにあるのを本人と共に確認しており、治療中は胎児も良く動いていたが、治療後も逆子のままでありました。それから約2時間後に「病院で診てもらったら治っていた」と喜びの電話報告をいただきました。
まとめ:中医学では逆子の原因の一つに「気機うっ滞」という概念があります。考え事をする。よくため息をつく なんとなく気が晴れない 胸のつかえ感など感情が抑うつされる状態のことを指します。体的には特に冷えなどの症状ありませんでしたが 今回はこの「気機うっ滞」ケースにあてはまりり、ツボの効果もさることながら、話しているうちに、ストレスの原因を自分で自覚し整理できたことも誘因であると推測しました。本人も最近の状況を話すことでスッキリしたとお電話で言ってくれました。当院で、施術後数時間後に治った例はこの方が初めてで忘れられない症例でした。
気持ちの整理ができたらすべてのさかごがなおるわけではありません。また感情を揺さぶられたらすべての妊婦さんがさかごになってしまうということもありません。 それでも一般論として 妊婦さんはなるべく心穏やかに過ごされることに越したことはないです。
短時間で頭位に戻ることもある という例として参考にして頂けると幸いです。
(2008年例)
尖腹 反り腰
初産 来院32週+6日 #骨盤ケア
妊娠初期からさかごといわれていた。26週の健診で一度頭位に戻ったが、28週からまた逆子になったまま戻らない。次の健診で帝王切開するかどうか決めるといわれている。
症状: 胎児は右に寄って腹部に偏りがあり。腰も反り気味 骨盤もやや左上がり 膝下にむくみ(硬くパーンと張っている状態)あり 便秘。
施術; さらしでの腹部と骨盤を支持をするように時間をかけて実践してもらいました。初回のこの日は自宅でのお灸の仕方だけで終了しました。 翌日には胎児の背中の向きが変わっていたと確認できましたが逆子のままなため 本格的に自分でさらしで支えられるよう時間いっぱい練習していただいた。
来院は2回してもらい34週+2日で頭位確認できる
(メール)今日は健診でした!逆子治ってました!治ってないだろうなぁと思ってたからびっくりして泣きそうになりました!これも、先生のおかげです!(メール一部抜粋)
(2017例)
3.経産 来院33週+1日 #胎児が大きい #むくみ # 骨盤ケア
29週~逆子のままだったが上の子の時同様自然に治るだろうと思い様子を見ていたが 帝王切開の具体的な話が医師より出たため来院。この時点ですでに胎児の推定体重2900gと大きい。胎児がやや大きめなので糖尿病の検査も控えている。胎盤 羊水 臍帯は問題なし。本人も身長165cm以上あるが中肉の体形。
症状 下肢の著明なむくみ アトピー
施術 中医学でいう痰湿内停(体内の水の質も動きも良くないタイプ)でしたので さかごの施術とともにむくみを取る鍼とふくらはぎの運動をしていただきました。経産婦さんなので腹筋のゆるみもありさらに10か月に入り骨盤も緩んできていたのでベルトで支持するようにしてもらいました。母体の糖尿病を疑われるほど胎児が大きかったので 頻回に来ていただく様にしてもらい、週に2-3回 計14回施術 36週+6日で頭位に戻っていました。
(健診日にメール)今日病院の方に行って来たんですが逆子治ってました~♪\(^▽^)/♪ 大きさも3600近くいってたのですが…あとは陣痛が来るのを待つだけと言われました。先生のおかげで自然分娩できそうです☆ありがとうございましたm(_ _)m (2008年例)
2.初産 来院33週+1日 #臍帯巻絡
32週+6日で逆子(横位)と指摘される。へその緒が首に巻いているかも? と言われている。
他症状 腹部に湿疹 下肢にむくみ
施術 鍼灸での施術では胎児は良く動くようになりますが 決して自分の苦しくなる方向には動かないので へその緒が外れるように回ってもらえることを期待して施術を開始しました。むくみと 腹部の湿疹にも同時にアプローチしました。34週での検診のエコーで精査すると首の周辺にへその緒が巻いているのが確認されました。ですがご本人も望みを捨てず入院前日まで通っていただけました。計10回治療後、38週と2日で予定帝王切開となりました。
ちなみに腹部の湿疹は腕のツボで軽減し痒みもなくなりました。
(帝王切開当日のメール)先生このたびは大変お世話になりました。本日無事に誕生しました。体重は何と3xxxgでした。主治医によるとへその緒は二重に巻いてあり、なかなか自力ではとれなかったのではと。昨日夜は赤ちゃんもお腹の中をグニャグニャ動き回ったり、蹴ったりと今までにないくらい動いたので私は最後最後に回って逆転するかと期待したのですが、やはり少し難しかったようです。先生には逆子治療の件以外に出産ついての不安や悩みなど短い間でしたが、本当に沢山のことを教えていただき大変有り難く思っております。また何かありましたら、すぐに先生のところへ行き治療していただきたいと思っています。ありがとうございました。
(2008年例)
1.初産 来院32w+3d #骨盤ケア
32週+2日で逆子とわかり 来院される。胎児 子宮 胎盤 臍帯は問題ない。
症状 腰痛 下肢のむくみ
施術 一診: 腹部の形も右寄り、下方に下がっているため まずベルトやさらしで骨盤と腹部を支持するようにしてもらいました。自宅でできるお灸をお教えしました。日常の姿勢などにも注意するようお話しました。さらしを巻くと腰痛が半減したと自覚がありました。
二診~:その三日後に来院して本格的に鍼灸の施術開始。週に1-2回来院してもらい
6回治療し36w+3dで頭位確認。そのまま安産灸を、分娩直前まで通っていただいた。
お腹の形を整えると逆子も治りやすく安産にもつながった例。
(退院後の報告)先日、3xxxgの子を産みました。
予定日当日の朝、予定日だそ~とお腹をさすっているとだんだん収縮が始まり、午後に入院、出産となりました。出血も少なく、子宮収縮も早くすみました。トコちゃんベルト効果だなと思っています。陣痛の最中、あまりの腰の痛みにあのまま帝切なら痛くなかったんだろうという思いもかすかによぎったりもしましたが、子宮口全開になってからは早くつるりと出てきてくれました。普通分娩で無事に産む事ができ本当に嬉しかったです。逆子が治って本当によかった~。母乳も順調です。福田さんには本当にお世話になり、ありがとうございました。改めてお伺いできるような機会があれば是非赤ちゃんと伺わせて下さい。(2008年例)
大型連休の予定
5月2日午後~6日まではお休みとさせていただきます
通常は 火~金 9:00~20:00(受付は19:00まで)
月は午後半日 土は不定期で午前半日で施術しています。
原則 (日) (祝)は休み ↓参照
火~金の祝日は全日施術(予定) ※ただし大型連休は除く
子守の方は ご家族の介護で札幌から離れるため、手配できない時があります。
なるべくお子様は 預けてご来院していただきますよう、お願いいたします。
お気軽にお問合せください
※初診の方はLINEからお申込みください。友達登録後に必ずトークから質問事項またはお名前を記入して送ってください。
※ LINEをお持ちでない方は 各症状のメールフォームからお願いいたします。なるべくGmail以外でお願いいたします。(2024/5~GOOGLEのセキュリティが強化され削除されていることがあるため)
※ 施術中はお電話に出られないことがあります。お問合せは上の図をタップしてください。
※ 初診の方は当日予約はお断りしています。日時に余裕をもってお申込みください。
〒065-0016 北海道札幌市東区北16条東17丁目3-15 ボナンザプレイスⅡ 102
札幌地下鉄東豊線環状通東駅 徒歩7分
火火)
9:00~20:00 ※最終受付19:00
日曜・祝日
不定期で(月) (土)は半日
(木)は隔週でお休みいただいております
※フォームからのお問合せは24時間受付しております。